防犯ガラスは二枚のガラスの間に防犯用の特殊な中間膜(防犯膜)を挟み、ガラスを脱落させずに穴が開き難いことが特徴です。ガラスが割れた後に耐貫通性の高い防犯膜によって穴が開き難く、侵入に時間が掛かり空き巣や泥棒が嫌う仕組みになっています。網入りの窓ガラスを防犯用と思われている方も多いようですが、この網は防火用で一般的なガラス窓と変わりません。一枚ガラスは8秒ほどで割れて鍵を開けられ、網入りも多少ワイヤーが邪魔をするのですが12秒で破られてしまいます。一方の防犯ガラスにはステッカーが窓ガラスごとに貼られ、さらに防犯性の高さをアピールできます。また、防犯ガラスに使われている防犯膜は飛散を防いでくれるので、地震などの災害の時にガラスが落ちて怪我をする心配がありません。そして二枚ガラスであるので、防音性もあります。これは構造が合わせガラスなので、ガラスの共振をさせず、一般のガラス窓が20dbから25dbの遮音性に比べ防犯ガラスは30dbの遮音性があります。通常の窓ガラスを交換する場合、断熱タイプの防犯ガラスはサッシの厚みの関係で交換できません。一枚ガラスからの交換には防犯真空ガラスが適用されます。