透明で日光を通す性質のあるガラスは、住宅に欠かせない必須アイテムですが、壁と比べて厚みがなく、隙間ができやすいため、外部の騒音を通しやすいという問題を抱えています。バイク・トラックのエンジン音や子どもの声、草刈りの音などの騒音は、一度気になるとストレスになってしまいます。睡眠や会話が阻害されるなど、日常生活に支障が出ることもあるので、影響が大きくなる前に早めに解決したいものです。騒音の多くは隙間の多い窓から侵入してきます。窓周辺の環境を整えることで、室内に入ってくる騒音をある程度軽減することができます。可能な対策は2種類あり、一つは窓の隙間を徹底的に埋めること、もう一つは窓やカーテンを防音効果のある製品に交換することです。防音ガラスと呼ばれる製品は、ガラスの弱点であった遮音性を克服した商品で、外部からの騒音を約半分に軽減する効果があります。防音ガラスの特徴は、ガラスの間にある特殊な中間膜・中間フィルムです。膜やフィルムがガラスの振動を抑える役割を果たすので、外部の音が室内に届きにくくなるのです。防音機能を持った製品は値段が少々高めに設定されていますが、騒音の程度を半減させる性能は十分魅力的で、価格に見合った価値があるといえます。