網入りガラスはとても丈夫に見えてしまいますが、火災が起きたときに割れても破片が飛び散って人が怪我をしないように考えられワイヤーが入っているため、硬いものがぶつかると割れることはあります。地震や台風などの自然災害でも割れる可能性があって、一般的なガラス窓よりも安全性の向上につながりますが、特徴を把握して利用するべきです。交換を行うときには、火事になる可能性がある場所や風当たりが強い窓などに使用すると効果的ですが、侵入を防ぐ役割を考えて交換するのには向いていません。ワイヤーが入っていると侵入が難しく思いがちですが、意識的にガラス内のワイヤーを断線させることが可能であるため、穴をあけられたり割られたりして侵入を許してしまいます。あくまでも網入りガラスは破片が飛び散らないようにする特徴があるガラスですから、防犯性能は高くないので考慮して交換するべきです。法律で防火上設置が義務づけされている場所以外では、自由に交換することもできますがマンションなどの共用部分の窓ガラスを取り換えたいときには、管理組合などの許可が必要になってきます。ガラスの種類によっては高層マンションの上層部に取りつけできない種類もあるので、ガラス修理のプロなどに相談して決める必要があります。